足の重心位置が原因で起こる様々なトラブルとは!?本当にアーチの問題!?

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。ちょうど先ほど、知り合いというか後輩の旦那様が来院して、足首周辺の痛みのご相談を受けました。話しによると、今年の冬に痛みが出始めて、現在まで約半年、いまだに痛みが出る時があるということでした。現在も受診された病院でマッサージ等を行っているということでしたが、明確に改善しているという感じが無いというお話しでした。


 そこで私の方で診させて頂いて、色々と確認してみましたが、どうも足首の角度が、後方から見てふくらはぎに対してカタカナの「ハの字」のような角度であるアンダープロネーションの状態でした。そこでいくつか改善策をご提案しましたが、足は本来、何をするにも常に体を支えて、体の中でももっとも重い体の全体重を支える部位となります。


 この部位のトラブルはスポーツだけでなく、普段の日常生活にも仕事にも支障をきたしてしまう可能性が大いにあります。そこで今回のブログは、足の角度によるトラブルについて考えてみたいと思います。大人の方だけでなくスポーツをしているお子様をお持ちの親御様も必見の内容です。




体は下の部位ほど支える重量が重い


 人間の体の中心は大きく分類して、頭部・頸椎部・胸部・腹部・腰部・下腹部・臀部(鼠蹊部周辺も含む)・大腿部(太もも)・腓腹部(スネ・ふくらはぎ)・足底部というようにわかれますが、動きの衝撃ではなく、単純な重量という意味合いで考えた時に、頸椎部は頭部を、胸椎部は頭部と頸椎部を、腰部は上半身をというように重量を支えていますので、ごく当たり前の話しにはなりますが、一番下に位置している足の足底部にかかる重量はほぼ全体重となる為に一番重くなります。

 足で起こるトラブルは体全体に影響する可能性があり、例えば片足を痛めてしまうことで、痛みのある足を反対側の体全体でかばってしまう為に、ケガから回復する時間が長引けば長引くほど、歩行時にも癖がついてしまい、痛みが無くなったとしても、その歩行の癖が抜けないままになってしまうことが多く、体全体のバランスがおかしくなり、上半身と下半身がひらがなの「く」の字のように曲がったり、片方にねじれるようなバランスになってしまうこともあります。

 人間の体のバランスは、左右が全体を使って重量や動きの衝撃を吸収しながら絶えず行動しています。その為、体の一方向へのバランスの変化は、体の様々な部位に痛みや不具合を出してしまうことになります。足底部の面積自体は個人差がありますが、あまり大きいものではありませんが、体全体の自重を支えなければならない為に、多くのアーチ形状で構成されています。このアーチ形状が崩れたりすると体の痛みの他に、重量物を持ち上げる際の力が出せない、スポーツ時の瞬発性が無くなるなどの弊害も起きてしまいます。



プロネーションが引き起こす症状


 立った姿勢で後ろから見て頂くとわかりやすいのですが、ふくらはぎに対して足首から下の中心軸がズレてしまっている方がおります。ふくらはぎやスネの中心軸と足の中心軸とが同じ(ニュートラルプロネーション)であることが通常であり、その状態がもっとも理想的なのですが、後方から見た時にカタカナの「ハ」の字や、「逆ハ」の字のようになっている方もおります。

 ハの字のようになっていると親指と足の内側にかかる重量が増えてしまい、スネの内側にある長趾屈筋(ちょうしくっきん)やヒラメ筋などが絶えず伸ばされる方向に力が働いており、常に骨に対して筋肉の張力が持続的に働きかけてしまう為に、足の内側にある舟状骨(せんじょうこつ)などを引っ張り続けることで、足の内側のくるぶしの下辺りに骨が出てくる傾向になります。  このような状態になると「有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)」と診断されることが多く、ひどい場合には革靴などの固い靴を履いただけで、出ている骨の部位が靴の内側にぶつかり、痛みを伴うこともあります。このように、ふくらはぎに対してくるぶしから下の部位がカタカナのハの字になっている状態をアンダープロネーションと言いますが、どちらかというと「X脚」になりやすい傾向があり、寝ている状態で観察をすると少しのアーチ形状がありますが、立っている状態ではどうしても親指、土踏まず側に重心をかけて立ってしまう為に、アーチ形状が消えて無くなってしまいます。  アンダープロネーションと逆方向の逆ハの字になっている方の場合、長腓骨筋(ちょうひこつきん)や短腓骨筋(たんひこつきん)、第三腓骨筋(だいさんひこつきん)、長趾伸筋(ちょうししんきん)などのスネの外側にある筋肉群を持続的に伸ばし続け、第五中足骨(だいごちゅうそっこつ)の背面や外側の腓骨の末端である外側くるぶしの周辺(外側くるぶしの下やアキレス腱周囲)に、捻挫をした覚えがないのに捻挫のような痛みが現れることが多く、ひどい場合には足の小指側から足外側の側面にまで歩行時の角度によって痛みを伴う場合があります。このような状態をオーバープロネーションと言いますが、アンダープロネーションとは逆で「O脚」気味になっている場合が多く見られます。お子様で意外と多いのが、立っている状態で両方の脚の外側側面(小指側)を立てる状態というか、足の裏の内側(親指やつちふまず側)を浮かせた状態で立つ癖のある方がおります。この場合にはオーバープロネーション傾向が強くなります。



インソールが大きな役割を担う可能性があります!


 このようなバランスの場合、アンダープロネーション(ハの字)の場合、スポーツをやっている場合などに気をつけなければならないことは、足首のケガよりも膝の内側のケガの方が重要となります。アンダープロネーションはどうしても膝の内側に力が加わっている姿勢バランスの為に、膝の靭帯損傷や半月板損傷などの大きなケガにつながりやすい傾向になります。逆にオーバープロネーション(逆ハの字)の場合に一番注意が必要になってくるケガが捻挫だと思います。オーバープロネーションはただでさえスネや足首外側に重心がかかっている重心バランスの為に、いつでも足首を内側にねじる準備ができているような状態となります。


 このような状況の場合、一番大きな力を発揮してくれる可能性があるのが「インソール」と呼ばれる靴の中敷きです。現在は専門家の他にも大手スポーツ用品店などの中にも専門知識と資格を持っているスタッフの方が従事している場合も多くはありませんがいらっしゃる店舗もあります。


 ご心配な場合にはフットプリンターなどに乗って計測してみて、ぜひ専門家、専門スタッフにご相談下さい。当院でもその角度を必ず確認して、私の先輩がその資格を保持しているので、必要な場合には私から先輩へご連絡をして対応して頂いております。



足(脚)は健康への第一歩


 人間の足(脚)は、色々な意味で健康に対するとても重要な意味合いを持っている部位です。最近では「ふくらはぎは第二の心臓」と言われたり、昔から靴のサイズが合っていないと体に悪いと言われたりもします。これはケガにとどまらず、血行不良、水分循環などの体全体の健康状態にも大きく関わりがありますが、意外と重要視していない方が多い部位でもあります。「足の環境を変えれば体は変わる」ということをぜひ覚えていて頂きたいと思います。

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佐々木長生整体院

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