衝撃!猫背が起こす可能性のある症状、本当に知っていますか!?

 こんにちは、山の上の院長です。当院に頂くご相談の中で「猫背」に関する質問がとても多く、猫背に対しての質問の共通点として2点が挙げられると思います。ひとつは「皆さんが猫背は良くないことは十分に知っている」という点です。もうひとつは「わかってはいるんだけど中々意識して治そうとすることができない」ということです。基本的に猫背の改善については最初にお話しをしてしまいますが、改善へ向けての一番大きな要素は「自分の意識」になります。それができなければ中々改善へと導くことは難しくなってしまうと考えられますので、今回の記事を読んで頂いて、猫背はこんなにもたくさんの症状を招いていしまう可能性があるんだということを理解して頂いて、明日からとは言わず、今日、今からできることを心がけてみましょう。




猫背が招く様々な症状


 現代の大きな問題点として、日常生活における姿勢を考えてみた時に、どうしても猫背になるシチュエーションが多く、しかもその姿勢が長時間続いてしまう傾向が強く、その状況によって体に様々な不調や不具合が起こる大きな原因のひとつにもなります。  猫背という姿勢は主に、肩甲骨が前側に閉じて(かぶさって)しまい、骨盤部の中心である仙骨が後屈することで下腹部が前に出てしまい、前後の重心バランスをとろうとして首が前側に出てしまいます。このような姿勢となった場合、肩甲骨内縁の筋肉と筋膜の癒着によって肩関節の可動が制限されてしまい、肩こりや肩関節の不具合が起こりやすくなります。例えば「ばんざい」をした時、腕がきちんと上がらず、中途半端な位置で腕の可動が止まってしまいます。

 首を横から見た時の後湾(弯曲)が消えてしまい、真っすぐな骨の配置になってしまうことでストレートネックと呼ばれる症状が起こります。ストレートネックが引き起こす症状は、顔を上に上げられないということがテレビでも重要視され、良く聞くようになりましたが実際にはそれだけではなく、頸椎部の不具合によってもっともっと重大な症状が起こる可能性があります。  まず頸椎部の骨の配置の変化は、脳から神経を介して伝わる電気信号がきちんと伝わりにくく、筋肉の収縮運動が円滑に行われず、小刻みな筋痙攣を起こしてしまいやすくなります。筋痙攣は痛みやしびれ、足や手がつるという症状となって体に現れてきます。その他にも頸椎部の最上部にある「C1」と言われる骨のゆがみは自律神経(特に交感神経)を刺激したり、目への血液供給がうまく行われにくくなってしまい、自律神経失調症、うつ、ヒステリック、眼精疲労、白内障、飛蚊症などの症状につながる可能性もあると言えます。

 骨盤部を前後から見た時の中心となる仙骨が後屈した姿勢を続けていると、腰部の弯曲消失という症状となり、本来横から腰部を見た時、後方に反り返っているはずの腰部の骨の並びが消えてしまい、真っすぐになってしまいます。この腰部弯曲消失は腰痛の大きな原因となり、椎間板ヘルニアの誘発要因(坐骨神経痛含む)、脊柱管狭窄症などの症状を出す原因となります。  これは統計学上の問題と言えますが、若い頃からしゃがんだり背中を丸めて仕事をすることが多い方は、年齢と共に腰が曲がってゆく傾向が強くなる可能性があります。その為、出来る限り長時間同じ姿勢を保つことをせずに、合間を見て数十秒から1分程度でも構いませんので、背伸びをしたり、腰部を軽く後方へ反らす体操などをするように心がけて下さい。また他にも、不妊症の原因のひとつでもある子宮後屈症、卵巣の機能低下、尿漏れなどの原因ともなる泌尿器の不調となる場合もあります。



姿勢は体に記憶されている!


 意外と多く見られることなのですが、初めていらした患者様の体の癖を見ていると、片足だけ外側や内側を向いていたり、上半身が片方にねじれていたりと、様々です。実際の症例として挙げると、後方から背部を見た時に、右の肩甲骨が後ろ側に出っ張っているような感じの方がおりました。この方は上半身が下半身に対して右後方へねじれているような体のバランスとなっておりました。  お話しを伺ってみると、農業に従事されている方で、1日中トラクターの運転をしているということでした。どのように作業しているのかを聞いてみると、常に右後方を向きながらトラクターを運転しているということで、理由を聞きましたが、トラクターの操作レバーが右後方にある為に、常に右後方を見てバックをしながらの作業をしているということでした。また、骨盤が左に旋回していた体癖だった20歳代の男性は、車を運転する時に常にシートを深く倒し、左の肘置きに左肘を置いた状態で右手だけでハンドルを持つ姿勢で運転しているということでした。

 このように、人間の普段の姿勢は脳の作用によって筋肉を収縮させる為に、その情報が記憶されてゆくということになります。この常時同じ姿勢でいることが記憶されてしまい、その状態と筋肉が反対の動きをしようとした時に、筋肉の収縮や伸展が円滑に行えなずに、その動きの悪い筋肉がつながっている骨を引っ張ったり押したりしてしまいます。こうなることで痛みが出てしまい、このような症状に対して痛み止めや湿布を使用しても明確な改善が見込めないどころか、逆に慢性化を促してしまう恐れがあります。

 長時間同じ姿勢で過ごすということは、体に不必要な痛みを出してしまう原因となってしまいますので、仕事や生活の中で、出来るだけ合間を見つけて反対の姿勢をとってもらうことで少しは対処してゆくことができますので、なるべく30分程度に数十秒から1分程度、姿勢を入れ替えてもらうことをおすすめします。



内臓の圧迫と循環の悪化


 猫背が引き起こす重要な症状として、上記に挙げた他にも呼吸器や消化器の圧迫と血液や髄液の循環が悪化してしまう可能性が挙げられます。呼吸器や消化器の長時間の圧迫は、内臓の持っている本来の機能が発揮できない状況となったり、血液や水分、髄液などの循環が悪くなったりすることで、息苦しい感じや消化不良などの症状の他にも、疲労感が抜けない、疲れやすい、免疫力の低下、冷え性、不定愁訴などの体調不良が起こる原因のひとつにもなってしまいます。

 猫背は色々な症状の原因の可能性を秘めていると言えますが、この猫背という姿勢は日常生活の中では意外と多く、車の運転を主な業務としている方、農作業に従事している方、デスクワークなどなど、様々な場面がそれに該当します。また、仕事以外の場面でも同様で、食事をしている時の姿勢、テレビを見ている時の姿勢、ゲームやスマートフォンの使用時など、1日の起きて行動している時間のほとんどがもしかすると猫背の姿勢で過ごしているのかもしれませんが、中には自分の意識で変えてゆける部分もあると思いますので、小さな工夫が改善への大きな力となることもありますので、自分なりに色々と考えて行ってみて下さい。



痛みや不調の原因は普段の生活の中に潜む!


 体に起こる痛みや不調の原因のほとんどは、日常生活の中に潜んでいると言っても言い過ぎではないと思います。例えば今回のテーマである猫背などの普段の姿勢や、食生活の栄養バランスの乱れ、不規則な生活環境、飲酒や喫煙、ストレスなど、そのほぼ全てが日常生活の中で起こっていることです。もちろん生活をしてゆく上で仕事はしなければならないと思いますので、その時にも行えることを工夫して行ってゆくことが大切だと言えます。また、日常生活の内容を一度に全て変えようとしても誰もが無理だと思いますので、まずは変えられることの中で一番簡単に行えそうなものからひとつひとつ変える努力をしてゆくことが、痛みや不調の改善につながる第一歩だと言えます。

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