水分を補給しているのに熱中症、室内で熱中症、これは当たり前に起こること!

最終更新: 9月18日

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。最近というかここ数年はこの季節になると、ついて回る問題のひとつに「熱中症・脱水症状」があります。実は調べてみると、現在の夏場の平均気温と、数十年前の同じ月の平均気温の差を考えてみると、そこまで極端な差があるわけではありませんでした。もちろん人間の体温に対して1度の差は決して小さな差というわけではありませんが、以前はそれほど熱中症や脱水症状というような症状が近年ほどポピュラーな症状ではありませんでした。なぜ近年、これほどまでに有名なものとなってしまったのかを考えてみたいと思います。今回のブログは私の主観的な考え方や可能性もふんだんに入っておりましたので、「まぁ確かに、そんな可能性もあるかもなぁ。」程度に読んで下さるとありがたいです。




夏場の年間平均気温差1.3度


 実はここ最近の夏場(6月~8月)の平均気温と、私が中学生だった頃(約30年前)の同じ月の平均気温の差は1.3度でした。人間の体温に対して1度違うというのは小さな差ではありませんが、極端に大きな差とは言えない状況が年代ごとにありました。  確かに体温の上昇ということに関して言えば、36度前後の方と37度前後の方とで考えると平温か微熱かという差にはなりますが、現在は様々な環境が夏場の気温に対応している環境下にあることに対して、昔はスポーツをしている最中に水分をとるなと言われてきたのが普通でした。その辺を踏まえて考えても、今の気温の1.3度の上昇は、体に与える影響がそれほど大きな差だとは私的には考えられないのが正直なところです。

 今現在でも、減量が伴う競技の方は夏場でも構わずに減量をしなければなりませんし、私も過去に減量をしていたことがありますが、そんな状況下でも熱中症や脱水症状を起こすということは一度もありませんでした。しかも当時は夏場の練習中に、常にストーブを2台つけて練習をしておりました。これは減量とは別で、暑さ対策ということで行っておりましたが、現在の気温はそのストーブをつけて練習をしていた時の温度よりはずっと低い温度です。と、ここまでのことを踏まえた上で記事を書いてみたいと思います。



在日外国人の4人に3人が熱中症経験者という事実


 現在日本に在住している外国人の方の中で、4人に3人という約75%が日本国内での熱中症経験者という統計があります。基本的に日本人は熱中症に強い人種と言われていましたが、今現在ではその神話も崩れてしまっていると言えるのではないでしょうか。

 人間は3歳までの生活環境が、その後の将来へ与える影響が大きいということが名古屋工業大学と東北大学の共同研究でわかっています。この研究のメインは、3歳までに住んでいた地域の気候が汗腺と呼ばれる汗を出す器官が減少し、それが将来的に汗の出せない体、つまり汗が蒸発する際に体温を奪ってゆく気化熱という現象が起こりにくくなることを意味し、結果的に体温を調節できない為に熱中症を起こしやすくしてしまうということになります。昔から日本には「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、昔の人はまるで、この事実をわかっていたかのようなことわざを言っていたのだなぁと感心させられてしまいます。

 現在は産後、温度管理が行き届いた環境がほぼ揃っています。その為昔は、夏場や冬場という極端な気温のシーズンに赤ちゃんが産まれると「大変だ」とか「育てにくい」と言われていたそれまでとは違い、どのシーズンでも整った環境の中で育てて行くことができるようになりました。





食生活の変化がもたらした体内環境変化の可能性


 現在の世の中は、お金さえあればどんな場所でも簡単に食べ物が手に入る時代になりました。また、依然と比べて急激に増えたのはコンビニエンスストアとファストフード店です。このようになってくると、昔と比べると食事から摂取される栄養バランスが大きく変化します。ここ数年はコンビニエンスストアなどでも有機野菜を使用した商品なども扱うようになり、栄養面に気を配った陳列などもしてくれてはいますが、あくまでも選んで購入するのはユーザーです。そこを考えた時に、体の為を考えて、わざわざ自分の嫌いなものでもすすんで選ぶのかというと、残念ながらそうではないはずです。そうなると結局は栄養に偏りが生じてしまうのは当たり前のことで、いくらお店側で商品を取り揃えても、それによる恩恵は極めて小さなものとなっているのが現状だと思います。

 元々日本には、日本独自の食文化である「和食」と呼ばれるものがあります。京料理の和食文化は無形文化財にも登録されています。  人間の体に必要な三大栄養素はビタミン、ミネラル、アミノ酸とよく言われますが、ビタミンは緑黄色野菜や果物に、ミネラルやアミノ酸は魚介類や良質なたんぱく質、大豆、穀類などに豊富に含まれます。例えば考えてみて下さい。「米・味噌汁(大豆)・納豆・豆腐・野菜・魚」という栄養バランスで考えた時に、もっともしっくりとくる食文化は和食です。また、和食につきものの味噌汁や漬物などは水分の他に塩分の補給も行えます。梅干しは体内をアルカリ性に変化させる食材の代表格ですが、他にも酢などは疲労を回復させる食材・調味料として大きな期待が持てます。今の時代の現代病というか環境症状である熱中症や脱水症状に対するひとつの救世主は、昔からの知恵が生み出した「和の文化」なのかもしれません。



誤った水分補給


 人間は一度に大量の水分を補給した時に冷たい飲み物であればあるほど、脳が体温が低下してしまうと勘違いしてしまい、体内に取り込んだ水分を体外に排除しようとする働きが生じてしまいます。その為、急激に汗が出てしまったり、トイレが近くなってしまう傾向があります。例えばサウナに入る直前に試して頂くとわかると思いますが、冷たい水分を一気に飲み干してからサウナに入ると、サウナに入ってすぐに汗が出てきます。これはその脳の働きによるもので、言い換えればこの水分の摂取の仕方によっては、水分をとりながら熱中症や脱水症状を起こしてしまうということも考えられます。その為、一度に飲む量を少なくして、飲む回数を増やしてもらうという水分補給が大切になります。一日の水分補給量の目安である2リットルを飲むと仮定した時、同じ時間で飲み干すと考えた時に、10口で飲み干すよりも20口で飲み干してもらいたいということです。また、吸収率で考えると一番早く体に吸収されるのは水やお茶、体に必要なミネラル分の含有率で考えると経口補水液やスポーツドリンクになります。ただし、水やお茶には体にとって必要となる量のミネラル分が含まれていませんし、経口補水液やスポーツドリンクは大量の糖分が入っている為に、飲みすぎると血糖値が上昇してしまいますので、上手なバランスで摂取して下さい。尚、飲酒に関しては一日の水分量には含めないで考えて下さい。

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