整った体ってどういう意味?足の長さが同じこと?骨盤のゆがみがないこと?それって本当?

最終更新: 9月11日

 こんにちは、山の上の院長です。今回のテーマは「整った体」ということについてですが、これはとにかく良く聞かれるお話しというかご質問です。一見すると誰もがわかっているようでありながら、意外と的外れな知識になっていることがとても多く、本来の健康という意味合いを考えた時には知識があまり機能していないということがほとんどです。


 整っている体の条件は、健康の為にということが大前提となる為、どのようなことに気を使ってゆくことが必要なのかを考えてみたいと思います。とても多く頂くご質問なのに、意外とそのことに触れることが少ないので、なるべくわかりやすくまとめてみたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いをよろしくお願いします。




整っている体の本来の意味とは?


 整っている体と聞くとどうしても多く聞こえてくるのが、体のゆがみがないとか、左右均等なバランスというような意味合いの言葉がほとんどで、実際にはその意味合いの本来の目的というか本来の健康に対して体の状態がどうあるべきかがはっきりしない方が多く見られます。もちろん患者様は専門家ではないので、それはそれで仕方のないことですが、実は先生の中にもあまり理解していない方がいるのも事実です。


 左右均等であることや足の長さが左右同じとか、それが大切なことなのではなく、体に本来備わっている機能がきちんと発揮できる状態であるのかどうかが大切なことです。


 人間の体には病気や不調を治そうと働く、とても強い力が元々備わっています。また、傷ついた組織を修復しようとする機能も元々備わっています。これらの機能が働く為には何が必要なのかというと、体の細かな状態を即座に察知できる機能が必要であり、体に及ぶ危険信号を察知することで免疫力や修復能力が働き始めます。この察知する力が弱まってしまい、病気や不調を感じる力が鈍くなることで、体の持つ機能が十分に発揮できない状態となってしまいます。


 ではどうやることでその機能を十分に発揮できる状態にするのかというところになると、体のゆがみを無くするとか左右のバランスを均等にするという理論を使って治療や施術に携わったりしているのです。これは様々な治療法や施術法の理論によって異なりますので、その手法は様々だと言えます。しかし一番大切なのは「体が危険や体内の不具合を察知する能力が常に敏感であること」が整っている体の本来の意味となります。



整っている体を構築する為に


 人間の健康に対して、これだけをやっていれば良いとか、これだけを食べていれば良いということは存在しません。もちろん治療や施術に関しても同じで、それだけ続けていれば良いということではありません。というと、「じゃあ何の為に治療や施術をしているんだ!?治してくれる為なんじゃないのか!?」と言われてしまいそうですが、あくまでも体の機能を本来の働きに戻す為のきっかけやサポートをしていることであって、それだけではダメだということです。


 例えば、どんなに栄養のバランスの良い食事をしていたとしても、その栄養素を体中に供給してくれる血液の流れが阻害されてしまっていれば、十分な栄養供給が各細胞に対して行われにくいということになります。また、体の不調を何とかしたいと思って治療や施術に通っていたとしても、普段の生活が不摂生であれば、治療や施術は何の手助けにもなりません。その為、治療や施術に関して先生と呼ばれている職業に携わっている方が行わなければならないのは、治療や施術の技術的レベルはもちろんですが、体の現在の状況を細かく的確にとらえることと、生活環境や状況の把握と、今後のアドバイスが的を射抜いていることが必要となります。


 そのアドバイスは治療や施術に関することや運動方法、トレーニング方法だけでなく、食事の栄養バランスや現在の生活環境のほぼ全てに対して精通している必要があります。

 例えば理想的なイメージとしては、治療や施術に携わる先生ひとりひとりが「総合病院や総合外来のようであること」であると言えます。これは理想的であるというよりは、そうでなければならないという方が適切かもしれません。





健康になる為に必要な要素


 人間の体が「健やかである」ということは、ひとことで言えば肉体的にも精神的にも満たされている状態であることです。それが大きなくくりとなり、その中で肉体的には筋肉や骨や神経、それと血液の流れなどの循環や内臓の働きなど、様々な分野に分類されてゆきます。


 精神的にはという部分でいうと、適度なストレスがあり、喜怒哀楽のメリハリがあるということだと思います。この双方がうまくつながって機能することで、私達人間の体は本当の意味で「健康」だと言えるようになります。


 人間の体には適度なストレスは必要不可欠で、その適度なストレスが全くなくなると体の機能がきちんと働かず、様々な不調が体に現れてしまうことがあります。また、精神的に不安定になると、人間に備わっている喜怒哀楽の中の喜と哀だけが目立つようになり、その交互の繰り返しが情緒不安定という状態で現れてしまいます。


 この肉体と精神のどちらかが不健康な状態でも、体は健康状態とは言えなくなってしまいますので、心配事はないか、家庭環境や職場の環境はどのような感じなのかなど、患者様の現状、体に起こっている変化や不調の他にも、その方を取り巻いている環境や背景までをきちんと把握することが大切となります。もちろんそうなる為には、患者様との信頼関係が必要不可欠であり、患者様との良好な人間関係を構築できるコミュニケーション能力も先生には求められる能力だと言えます。



体と心はとても繊細で複雑


 人間の体の健康ということで考えると、1年や2年では全くと言って良いほど時間がいくらあっても足りないと思います。私が下積み時代、良く恩師が言っていた言葉が「人間の体は10年触って、ようやくわかり始めてくる。」という言葉でした。10年でわかるのではなく、ようやくわかり始めて来るということです。つまり、10年、色々な患者様に手をかけさせて頂いてからがようやくスタートラインだということです。

 人間の体に携わる仕事をしているといつも思うことなのですが、ひとつわかれば、新たにふたつくらいわからないことが見えてくるということです。その為、一生かけてもきっと終わりのない勉強なのだろうと思っておりますし、わからないことが増えてくるというのは自分が成長しているからこそのことで、レベルアップすればこそ、その先にある新しい問題点が見えてきます。だから決して「人生の中で訪れる壁」は悪いことではなく、むしろ良いことなんだと考えています。これからも常にその「新しいこと・新しい問題点」を追いかけ続けて行きたいと私は思っております。

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