多くの方が悩む不定愁訴の代表格「ムチ打ちと後遺症」について考える!

最終更新: 9月11日

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。世の中には原因がよく分からない体の不調という「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれるものがあります。


 不定愁訴は、目に見えない症状である為に、ひどい場合には「気持ちの問題」として最終的に処理されてしまうことも多く、思ったような改善が見込めないまま「仕方のない症状」とか「一生付き合ってゆく症状」と思われがちです。しかし不定愁訴は「よく原因がよくわからない」というだけで、もう二度と治ることの無い症状ということではありません。もちろん脊髄損傷などの神経損傷が絡んでいる場合は除いてということにはなりますが。


 今回は、そんな後遺症に悩む皆様の手助けのきっかけになれるようなお話しをしてみたいと思います。




頸椎捻挫(ムチ打ち)から起こる症状


 頸椎捻挫は、後方からの車の追突事故などでよく起こる症状ですが、後方からの衝撃によって頭部が後ろもしくは両側方向へ急激に移動し、本来の頸椎部(首)の可動域が超えてしまった際に、頸椎部の骨と骨との間にある靭帯などの軟部組織を骨同士で挟んだりしてしまい損傷することで起こります。  例えば軽トラックなどのように、後ろの座席がなく、シートの前後の移動に制限のある車の場合は後方へ頭部が移動しても、すぐにシートのヘッドレストに後頭部がぶつかってしまう為に、頸椎捻挫は起こりにくくなります。実際に私の知人男性が軽トラックで信号待ちをしていた時に、後方から勢いよく追突されたことがあります。軽トラックの荷台部分は半分に割れてしまっているような状態でしたが、頸椎捻挫は起こりませんでした。もちろん角度やその他の様々な条件も影響することもありますが、その事故からすでに4年ほどが経過しますが、いまだ症状は出てはいません。

 頸椎捻挫によって損傷をしたと考えられる組織は、そのほとんどが骨ではなく軟部組織である靭帯や筋肉や関節包などである為に、レントゲンなどの検査ではほぼ明確には見つからないと思って下さい。その為、実際に損傷している部位が回復されないまま残ってしったり、軟部組織が修復する過程で変形するように修復してしまうことで、それが原因となって後々に不調が現れてしまう俗に言う「後遺症」と呼ばれる症状が現れやすくなってしまいます。

 頸椎捻挫による後遺症には「頭痛・めまい・腕や手のしびれ・肩周辺の違和感・吐き気・首が動かしにくい」など、その症状は様々になりますが、これは、頸椎部のどの骨と骨の間や周辺で起こっているのかによって変わってきます。



まずは細かい症状を確認する


 前の項でも触れたように、頸椎捻挫によって数ヶ月後、数年後に現れる後遺症に関して改善をしてゆくと考えた時に、一番大切であり、一番最初に考えるべきは、どのような症状が出ているのかを細かく確認するということが最重要だと言えます。これは、より細かい症状を確認することで、頸椎部のどの部位が原因となって起こっているのかというある程度の推測が可能になる為です。  原因となっている部位は、触ってみて確認をすると、必ず何らかの異変が確認できますので、その異変というか反応を改善してゆくことが出来れば、現状の症状を少しずつでも緩和もしくはきちんと改善してゆくことは十分に可能なことだと言えます。

 一般的には、めまいや吐き気などの体調不良のような症状に関しては頸椎上部で、首が動かしにくい、腕や手にしびれがある、肩周辺に違和感がある場合には頸椎下部の不具合と考えるのが妥当です。また、その両方が複合して起こる場合もあり、めまいや吐き気があって、さらに腕や手のしびれも出ているというような場合には複合して起こっている可能性が極めて高いと考えられます。

 例外として、頸椎部だけに関わらず人間の神経は、原因となっている部位から下側に向かって症状が現れますので、頸椎上部であまりにも神経に対する刺激が強く加わっている場合には、複合していなくても複合症状のように複数の不調が現れることもあります。その為に、かなり細かい症状確認と部位触診が必要不可欠となります。





処置を行うまでの日数がとても大切


 体調不良や体の異変が自覚できる状況となってから、治療や施術を行うまでの日数の経過が少しでも早い方が改善に向けて優位になることが多くなります。もちろんこれは頸椎捻挫の後遺症に限らず体の不調や病気全般に言えることですが、一番最初に何を行ったかがその後の予後に対して大きな影響を与えます。


 これは誰でもわかっていることだとは思いますが、ただここでひとつ問題が生じます。それは、最初に診て頂いた先生がどんな先生だったのかということです。例えば、基本的に症状が出始めてから早い段階で「きちんとした治療や施術」を行った場合、少なくとも初回治療日、初回施術日から何らかの症状の変化が現れることがほとんどです。


 首が動きにくいとか、片方にだけ動かないという場合、最初から動くようになることが圧倒的に多い傾向にありますが、治療や施術を何度も繰り返しても、目に見えた明確な変化や改善が見られない場合、考えるべきは治療法や施術法に間違いがあることが考えられます。


 そのような治療法や施術法を、明確な改善が見えないにも関わらず繰り返し行う先生に診て頂いた場合、いたずらに改善しない期間を長引かせてしまうばかりとなりますので、例えば通院して1週間~2週間、症状の改善や緩和が感じられなかった場合にはすぐに通院する院を変えることが妥当だと思います。



目に見えにくい症状だからより慎重に


 ムチ打ち症とそれによって起こる後遺症は、実際には検査をしてもなかなか目に見えない症状、見つけにくい症状であることが多く、なかなか改善せず、治療や施術を続ける気持ちすら断ち切ってしまいかねない症状です。


 患者様は一刻も早く改善を望んでいるのにも関わらず、不調という長いトンネルの出口さえ見えない状況にいらっしゃる方が数多くおられます。しかし最初でもお話し致しましたが、後遺症というのは治ることのない不治の病ではなく、神経損傷や神経の遮断を除いて必ず改善へと向かうべき症状です。ぜひ諦めることなく、良い先生と巡り合えることを切に願っております。

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