冬の渋滞に巻き込まれた時に体に起こる可能性のある症状。 #渋滞時の体調不良 #エコノミークラス症候群 #動脈 #静脈 #血栓 #一酸化炭素中毒 #ストレス #判断力の欠如

最終更新: 1月6日

 こんにちは山の上の院長です。インターネットのニュースを見ていると昨日から現在(2020.12.17)まで、新潟県の関越道で大雪による車の大渋滞が起こっており、車が全然動かないような状況になっています。もしかするとこの記事がアップされる時には渋滞が緩和しているかもしれませんが、このニュースを見ていてふと、渋滞時に体に起こり得る可能性のある症状について記事を書いてみようかと思ってしまいました。これは冬だけに限らず、行楽シーズンや帰省ラッシュ時などにも同じように起こることが考えられる症状ですので、万が一の為にぜひ参考にして下さい。




渋滞時にかかる体への負担


 車の渋滞というのは、車の中で長時間同じ姿勢で過ごさなければならないということが余儀なくされます。少しずつでも車が前進しているのであれば、どこかその辺で休憩をしたりすることもできますが、今回の新潟のニュースを見ていると、私が見た午後3時の時点で6時間の立ち往生と言っていましたので、休憩する場所に立ち寄ることすらできない状況のようでした。


 こうなってしまうと長時間同じ姿勢で車内で過ごすことになってしまう為、特に運転手の方は肉体的な負担が大きくなります。例えば大型のワンボックスカーのようにある程度広さが確保されている車であり、なおかつ運転手の他の同乗者に運転免許あれば、席を変わりながら姿勢を変化させることもできると思いますが、その条件以外では中々対処することが難しくなってしまいます。


 また、肉体的負担の他にも精神的な負担も増加してしまいます。長時間同じ作業を繰り返す、長時間体を動かすことができない、長時間景色が目に見えて変化しないなどの条件が重なると、交感神経が刺激されてしまい、過度に興奮状態となってくることでイライラするようになってしまいます。



下半身の筋肉・動脈の状況に注意


 車内に長時間いるということは、常に座位(座っている姿勢)となっていることになりますが、膝が伸びている状態ではなくなっている為に、軽くではありますが膝裏を走行する動脈を圧迫していることになります。さらに車の座席と自分の体重とでも圧迫を続けている状態となります。


 このように動脈や静脈を長時間圧迫して負荷をかけ続けると、血管の中に血液の塊ができあがり、この塊が剥がれ落ちてしまうと血流によって体の色々な場所へと運ばれてゆきます。この血液の塊が様々な部分の血管をふさいでしまうと様々な体調不良を起こしてしまい、場合によっては命を脅かしてしまうことになります。


 特に肺動脈へと流れてしまい、血液の塊である血栓が肺動脈をふさいでしまうと胸が苦しい、胸が痛いなどの症状が現れ、エコノミークラス症候群という名称で呼ばれています。



長時間停車による一酸化炭素中毒


 今回のように大雪が積もるような天候は、予測するのがとても難しいことでもあります。降り始めの時には大したことがないように思えたりするのですが、いきなり積雪量が増えてしまうこともあります。


 この積雪量が多い時に車内で気をつけなければならないことの中に「一酸化炭素中毒」があります。これは車のエンジン内部のガスを外部へと排気をしているマフラーが雪に埋もれてしまうと、排気ガスが外部へ排出できなくなり、そのガスである一酸化炭素が車内の隙間や空調の送風口などから入ってきてしまうことで起こります。


 一酸化炭素中毒は一気に症状が現れるということは少なく、徐々に徐々に眠気のような感じや気が遠くなるなるような感じになって行く為に、気持ち良さにも似た感覚になることがあると言います。その為とてもわかりにくい場合があり注意が必要となります。もし積雪量が多く、車のマフラー以上の高さまで積もっていた場合には、外に降りれる場合には雪を掘ってマフラーを出すように心がけましょう。ただ積雪量があまりにも増えてしまうと、車のドアが開けられなくなる可能性もありますので、その時には全ての窓を開けるか、対角線上の窓(運転席と助手席側後部座席など)を開けることで車内の空気が外へと流れて行きやすくなりますので、定期的に換気を行うようにしましょう。



解消方法としてのご提案


 車が一向に進んで行かないという状況であることを前提にして考えられる対策としては、時々車外に降りて体を伸ばしてもらうことや、車のミッションを‐オートマチック車であればP(パーキング)、マニュアル車であればN(ニュートラルポジション)にしてサイドブレーキを引いた状態で、自分の両腕を車のシートにつけてお尻を持ち上げたり、クッションをお尻と座席の間に入れたり、クッションが無い時は衣服などを丸めてクッション代わりにしたりというように体勢を少しでも変化させることが重要となります。


 精神的な負担を軽減するには、車内のテレビやメディアの利用をしてもらったり、今であればスマートフォンやタブレットを使用することで多少は可能になると思いますが、これも長時間続くようだとストレスに変化してしまう場合もありますので、適度な使用、休憩(もしくは睡眠など)を繰り返すようにすると良いと思います。




先日のニュースで・・・


 昨日の夜、仕事が終わって自宅に帰ってからテレビのニュース番組を見ていました。とあるテレビ局の深夜帯のニュース番組の中で「大雪が降る予報が出ている時は車での外出を控え、公共の交通機関などを利用するようにして下さい。」というお話しをしている方がおりました。思わず妻とふたりで顔を見合わせて苦笑いをしてしまいました。これは今回に限らずですが、東京のテレビ局のニュース番組でのコメントの大半は、首都圏に関して言えば当てはまるかもしれないことであって、田舎のように公共の交通機関が発達していない場所に関して言えば何の参考にもなりません。「車が無ければ生活できない」という地域においては反感を持たれるコメントだったと私は思います。コロナウィルス関連にしてもそうですが、ほぼ全てが都会的な考え方でしか解釈していないということを公共の電波を通じて放送しているということがわかっていないのだろうということです。口では地方が首都圏、国を支えているとは言うものの、それほど真剣には考えていないのかなぁなんて考えてしまいました。

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