内臓が原因となって起こりうる肩こりとは?

最終更新: 9月18日

 前回は筋肉的な要因から起こる肩こりの記事を書かせて頂きましたが、今回はもうひとつの原因である、内臓の不調によって起こると考えられる肩こりについて書かせて頂きたいと思います。内臓の不調で肩こり(肩こり様症状)が起こることがあるのか疑問に感じるかもしれませんが、実は肩こりに似た症状が内臓の不調で現れることはあります。そこで今回は、前回書かせて頂いた筋系のこりとの見分け方なども交えて考えてみたいと思います。




循環器障害などが招く肩こり


 循環器の中でも心臓の不調や不具合は、左肩上部に肩こりのような症状が現れてしまうことがあります。通常の肩こりよりも若干下側に現れやすく、肩こりの他にも息苦しさや胸の痛みや苦しいような感じが併発して現れることも珍しくありません。また、不整脈や心臓自体の機能低下、機能障害などでも同位置に現れることがありますので、肩こりのような症状の他にも、呼吸や胸の圧迫感などが現れていないかどうかや、歩くとすぐに息が切れる、動悸がするなど、細かな確認が必要となります。

 その他にも鎖骨の下辺りに違和感があったり、肩甲骨の中というか肋骨と肩甲骨の間というか、変な違和感や重さが現れることもありますので、入浴中や寝ている時でも症状が現れるかどうかを確認してみるとひとつの目安となるかもしれません。内臓の症状と筋肉的な症状との異なる点の目安として、動いている時に症状が現れるのかどうかです。動いていてもそうでなくても、常に症状が現れている場合は内臓の症状を疑ってみることをお勧めします。



呼吸器の不調や喘息は右肩から右上背部に現れやすい


 せきやくしゃみはかなりのエネルギーを消耗していると言われています。このせきやくしゃみが続くようになっていると、肩こりに似た症状が現れることがあります。このせきやくしゃみが続いている場合は両肩周辺に現れることがありますが、せきやくしゃみが極端に出ているわけではなく、単に呼吸器の障害などで起こる場合は右肩に偏って出やすい傾向にあります。呼吸器とは一般的には肺のイメージとなりますが、それだけではなく気管支なども呼吸器に含まれます。例えば気管支喘息などは右肩上部に肩こりのような不調を出してしまうことがあり、子供の時は気管支喘息だったが大人になってからは症状が出ていないという場合にも右肩にこりのような症状が現れることがあります。


 花粉症をお持ちの方も花粉が飛散する時期になり、数日経過後から同様の症状が現れることがあります。これはくしゃみによるものもありますが、花粉症も喘息もアレルギー症状ですので、呼吸器の不具合として肉体に現れることがあります。





甲状腺機能低下による肩こり様症状


 甲状腺の機能低下やバセドウ病患者様にも肩こりに似た症状が現れることがあります。しかし多くの甲状腺の病気を患っている患者様が肩こりのような症状をいくら訴えてみても、主治医の先生によっては「肩こりが出ることはない。」と一蹴されてしまい、改善策が見つからないまま延々と悩み続けているという現実が実際にあります。


 甲状腺の不調は肉体で言うと頸椎部(首)の下部に現れやすく、頸椎を構成している筋肉の中に僧帽筋(そうぼうきん)という後頭部から肩甲骨の下までつながっている筋肉がありますので、そのような症状が現れたとしてもなんら不思議なことではないと思いますので、そのような状況で悩まれている方は、周囲の方々の評判を聞いて頂いて、最寄りの医師、治療家、施術家の先生を探して諦めずにご相談してみて下さい。



重要になるのは動作時なのかどなのか


 一般的には「動いた時もしくはある動作の時だけ痛みが出る、不調が出る」というのは運動系統と言われる筋肉、骨、神経などから起こっている可能性が高いと言われ、逆に、「寝ている時でも休んでいる時でも動いている時でも痛みや不調が常に現れている状態」は内臓の原因の可能性が考えられると言われています。ご自分でできる判断方法としてはこれが一番わかりやすいかもしれません。ただし、運動系統に玄以案がある場合でも、炎症反応がひどかったり骨折が伴っている場合の初期段階は、休んでいる時でも痛みが常に現れていたり、特に患部が心臓の位置よりも低い位置にある時に「ズキズキ」とした痛みが出ますので、完全な判定法とは言えませんので、気になる場合にはなるべく早めに専門家の診断を仰ぐようにして下さい。中には「検査に行っても特に異常なしと言われるんじゃないかと思って・・・。」と、検査に行くことをためらう方がおられますが、基本的には異状がないことを確認する、異常がないことが何よりも大切なことなのであり、症状があからさまに出てしまう前に事前に行うことが本来の検査です。病気や重度のケガに代わってから受けるものではありませんので、躊躇することなく早期の対処を心がけましょう。

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佐々木長生整体院

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