体の右半身(首・肩・腰の辺り)の不調と朝起きた時の憂鬱

最終更新: 3日前

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。このご質問は今朝ほど頂いたご質問ですが、体の右半身にだけ痛みというか違和感というか、そんな感じの不調が出ているということでした。さらにそれと同時に、めまいやふらつき、朝起きるのが辛いというような症状も合併している様子で、そのままご予約を頂いて来院頂きました。人間の脳は元々左右が別々に動いている為に、例えば運動系統である筋肉、筋膜、骨、神経などからも半身に偏る場合がないわけではありませんが、今回の症状はそういう感じではなさそうな感じでしたので、その辺のお話しをしてみたいと思います。もし同じような症状の方がおられましたらぜひご参考になさって下さい。




今回の症状で一番重要なのは複合して起こっている症状


 体に痛みがある場合、ケガをした自覚がある、痛めた記憶がきちんとあるなど、このような場合には関節や本人が痛みを感じている患部につながる筋肉を動かしてみて、ある一定の動きの時に痛みが出ている、ケガをした患部を触ると痛みがあるなど、その辺を確認していきます。このような場合、翌日に痛みが増している場合もあり、痛みで朝起き上がるのが辛いということはあっても、痛みによって極端に高血圧にでもなっていなければめまいやふらつきなどの症状が出ることはそれほど多くはありません。

 今回のご相談のケースの場合、痛みがあるということではなく、違和感があるものの、激痛などによって起き上がるのが辛いということではなく、どこがとはっきりとは言えないけれども体の調子がおかしい、起き上がろうとするとめまいやふらつきのような感じが出てしまうということでした。また、夜は眠れないというわけではないのですが、朝起きた時に体の疲労感が全く抜けないということでしたので、その状況から考えると、肝臓の疲弊と副腎、加えて胃の疲弊が考えられるのではないでしょうか。

 ご家庭でのお話しを詳しく伺いましたが、強いストレスを感じる状況下におられるようでしたので、おそらくはそれによって消化器全般が疲弊している為に引き起こされている症状ではないかと考えられます。



体内の水分量の不足も原因となります


 肝臓や胃などの消化器の疲弊によって起こる症状には様々なものが考えられますが、主には飲酒、喫煙、生活リズムの状況など、様々な状況によって消化器が疲弊します。しかし、アルコールが原因病気になっていると考えられる症状の中で、肝臓の病気というのは意外と少なく、ほとんどが胃の病気です。アルコール=飲酒が原因となって起こっていると考えられる病気の中で、肝臓の病気はわずか10%前後程度と言われており、それよりも大きな原因として考えられるのがストレスや水分管理(水分の不足)によるものではないかと考えられます。

 人間の肝臓は、体内に存在する約70%の水分が汚れた時に、浄化槽のように汚れを取り除き、綺麗な水と老廃物とにわける役割がありますが、体内の水分量が不足すると汚れが余計に目立つようなイメージだと考えて下さい。例えば、25mプールと家庭の浴槽に、同じ量のバケツ一杯分の汚れを投入したと考えた時、どちらが汚れの濃度が濃いのかというと、水分量が少ない方だということは皆さんおわかりになると思います。大雑把に説明するとこのような状況が体内で起こります。

 水分量は十分に摂取していると考えている方でも、摂取の仕方に問題があると、体内に保持される水分量が意外と少なくなってしまうこともあります。例を挙げますが、例えば1リットルの水分を、1時間で摂取すると仮定した時、極端な説明をしますが2回(1回あたり500ml)で摂取する場合と、10回(1回あたり100ml)で摂取した場合とで比較すると、回数を多めに分けて摂取した方が体内の水分保持率は高くなります。これは、冷たい飲み物という限定がありますが、1回に摂取する量を多めにすると、冷たい飲み物が体内に大量に入ってきたことによって脳が体温低下を防ごうとして、汗や尿として体外へ排出しようとする防御本能が働きます。  実際に試して頂きたいのですが、サウナに入る前に、500mlほどの冷たい水分を一気に飲み干して、すぐにサウナに入って頂くと、数秒で一気に汗が噴き出してきます。これもその働きによるものです。ちなみに余談ですが、サウナ愛好家の多くの方にご質問を受けますが、「先生、サウナで老廃物を出そうとした時、何分くらい入っているのが目安なんですか?」というものです。出鼻をくじくようで申し訳ないのですが、汗から排泄されるのは水分とミネラル分などであり、老廃物の排泄はされませんので、間違いのないようになさって下さい。



アレルギー症状が複合する可能性もある


 ストレス性の症状の場合、胃や肝臓という臓器の他に、副腎という臓器も疲弊してしまいます。副腎は、腎臓の上にかぶさっているクルミ大言われるほど小さな臓器ですが、副腎の中からと外側からと2種類のホルモンが分泌されています。副腎毛質と言われる中から出されているアドレナリンというホルモンが分泌されており、アドレナリンはストレス性の症状の緩和に対して中心的な役割を担っており、アドレナリンが体内の血中に放出されると、心拍数や血圧を上昇させ、交感神経を興奮させてストレスに対する体の応答性を高めようとします。また、副腎の表面から出されているのは副腎皮質ホルモンと言われるホルモンで、ステロイドと言えば聞いたことがある方もおられるかもしれません。  ステロイドは主に、アレルギー症状や難病の治療薬として用いられますが、体を様々な病気から守る為のバリアの役割を担っています。このバリア機能が弱まってしまうと、それによって様々なアレルギー症状が起こり、原因不明の蕁麻疹や喘息などもこのアレルギー症状のひとつです。

 ただし、ストレス性によって起こると考えられるアレルギー症状が起こるということは、ストレスの症状としては最終的なSOS信号だと考えられますので、こうなる前に対策を打つことが大切なことなのですが、このような症状の場合、中々原因を特定してもらうことができず、時間だけが経過してしまうことがとても多く、診断結果としては「原因不明の〇〇」と言われてしまうことが大部分ですので、なるべくご自身でもその辺の認識を持っておくことが大切なことだと思います。



体は日々様々な外部刺激を受けて生活している


 人間は、生活をしてゆく上で、様々な外部刺激を受けています。その外部刺激から身を守ろうとして体内では様々な働きを行って、環境に適応させようとしています。そのように体には、何かから守る、病気を治そうとする強い力、傷ついた組織を修復する為の強い力などが元々備わっていますが、現代社会では特に多くなったストレスや生活環境の悪化などによって、その備わっている力が100%発揮できない状況となっています。


 本来であれば薬などに頼らずとも治せる症状でも、多くの薬に頼ってしまうことで逆に元々の免疫力を低下させていることにも気が付かず、ただただ症状をダラダラと長引かせてしまっています。こんな世の中だからこそ、人間の体に備わっている強い力をもう一度見直して、きちんと発揮できるようにしておくことが、何よりも現代病への強い救いの手となるかもしれません。

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