体に色々な変調!?食べても痩せる!?動悸がする!?血圧も高め!?これっていったい・・・。

最終更新: 9月18日

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。実はある患者様が体に起こる様々な変調に関して悩まれて当院へご来院されました。この患者様の悩みというのは「最近急に痩せてきてしまったのと、下腹部というかお腹周りに激しい痛みが出たり治ったりを繰り返してしまうんです。健康診断の血液検査で引っかかってしまい、内科と婦人科で検査を受けたのですが異常なしでした。」ということでした。


 このような不調となると重大な病気の可能性も疑ってしまいますが、実際の病院での検査では異常なしという結果だったということでしたので、色々な状況を伺い、体を触らせて頂いて確認をさせて頂きました。その上でご本人様にお話しをさせて頂いたところ、かなり納得をされておりました。では原因はどこにあったのか、今回はその辺のお話しをさせて頂きたいと思います。




患者様の詳しい概要


 ご相談に来られた患者様はお若い女性の方でしたが、まずはその患者様のお話しを箇条書きで書き出してみたいと思います。

●普通に食事をしているのに痩せてゆく

●動悸や息苦しい感じがする

●下腹部に痛みが出てしまい、横になっていても立っていても痛む

●下腹部に痛みが出ると腰にも痛みが出始める

●頭痛がある

●内科の検査で貧血と診断され、それに伴う動悸や苦しさだと言われた

●貧血の薬を処方されているが、体調が良くなっている気がしない

●内科、婦人科の検査では貧血の他に特に異常が見つからなかった

●下腹部の痛みに対する病院からのお話しは特にはなかった

 ということでした。受診された内科の医師の見解は、貧血によって体内が酸欠になっている可能性があり、それによる動悸や息苦しさではないかというお話しをされたということでしたが、特に下腹部の痛みに対する原因のお話しやアドバイス等はなかったということでした。

 この情報が私に与えられた最初の段階での患者様の情報でしたが、この情報からだけ色々なことを推測するにはあまりにも厳しい状況だと思いますが、必ず突破口はどこかにあるはずですので、まずは患者様に色々なご質問をさせて頂き、その後は触診という流れで施術を行わせて頂きました。



体に現れるSOS信号を読み取る!


 まずは詳しい状況を患者様からきちんと伺うこと、それが原因となっている可能性を探るスタートになります。この部分をおろそかにしてしまうと、本来見抜かなければならない大切な部分を見落としてしまうことにつながってしまいます。その上で患者様の体を触って確認させて頂きましたが、その際に患者様に私からご質問をさせて頂きました。その質問の内容の一部を書き出してみたいと思います。

●立ち眩み、めまいのような症状はありますか?→YES

●血圧はやや高めですね?→YES

●朝起きても疲労感が抜けていませんね?→YES

●便秘気味ではないですか?→YES

●夜、寝つきが悪くなっていませんか?→YES

●手足の冷えはなさそうですね。→YES

 と、見て頂ければお分かり頂けると思いますが、全て「YES」という答えになるようなご質問をさせて頂きました。このご質問の内容を患者様に事前に確認させて頂いたわけではないので、あくまでも患者様の体を触診させて頂いた内容を元にしたご質問ですので、多少患者様は驚かれておりました。


 人間の体は正直なもので、きちんと気が付いてほしい信号を体に現わしてくれていますが、この状況では特に病気になっているわけではないので、画像診断などに映ることはまだありません。このままの状況を続けてゆくことで病気が発症し、病気になってしまえば初めて画像に映し出されます。しかし理想は、病気になりそうになっているという体のSOS信号が発せられている時に、改善へと導いてあげることが大切なことであり、早期に治療をするということではなく、早期に「予防」することが何よりも大事なことです。





おそらく原因は貧血ではない!


 本来の貧血性の状況は、低血圧気味なことが多く、肝臓の働きが弱かったり弱まっていたりすることで起こります。しかし今回のケースは血圧はやや高めであり、それでも貧血性のような症状が起こっており、肝臓はもちろんですがその他にも背中を触診してみると、胃、副腎、腎臓、十二指腸、大腸などにも疲弊の反応を見ることが出来ました。それにプラスして、便秘気味であること、普通に食事をしていても痩せていくということ、動悸や息切れが起こっているということなどを踏まえて考えてゆくと、これは貧血による症状などではなく、おそらくは「交感神経異常」による症状だと考えられます。

 会社での健康診断の時期、体に症状が現れ始めた時期の辺りに、ストレスを極度に感じるような出来事は無かったのかを確認させて頂きましたが、健康診断の時期、体に様々な症状が現れ始めた時期に、社内環境の変化や人間関係などで大きな負担を感じる出来事があったということでした。その強いストレスを感じた際に肝臓の疲弊や他の臓器の疲弊が起こってしまったことで、たまたま貧血性の症状が現れているのではないかというお話しをさせて頂きました。つまり、交感神経異常が起こってしまう出来事によって体に変調をきたし、各内臓の疲弊に伴ってついでに貧血性の症状が出ただけのことであり、貧血が原因ではないと考えられます。事実、それまでの健康診断では一度も貧血と言われたり異常や要検査と言われたこともなかったということでした。その為、貧血に対する薬剤の処方で症状が改善しているような気がしなかったのだと思います。



人間の体は機械ではない


 人間の体は機械ではないので、決まりきった取扱説明書などは存在せず、どんなに医学的な勉強や治療、施術に関わる勉強をこなしてきたとしても、全てがそれに当てはまるとは限りません。人間はひとりひとり、置かれている状況や環境が全て違います。同じ症状だったとしても出方が違っていたり、違う症状でも出方が似ていたりと、様々な見え方をしてしまいます。人間の体においてマニュアルというのはある程度の目安にはなるかもしれませんが、最後の決め手にはなりません。


 何らかの病気の専門医の先生や、治療家、施術家の先生でも、自分の得意分野に偏った考え方や診察、診断を行っていることが意外と多く、本来は違う症状なのにも関わらず、別な病気や症状にされてしまっている患者様も実際におられます。通院を繰り返しても中々治らない痛みや症状に悩まされている患者様は、ぜひ他の病院や治療院、施術院へ足を運んでみることもお考え下さい。

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