プールのススメ!プールでの運動はこんなにもたくさんの健康に対する恩恵が!

最終更新: 9月11日

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。この季節になると気温が高くなり、プールや海といったアクティビティが多くなります。


 私が場所をお借りしている岩手県八幡平市のいこいの村岩手さんでも、4月末くらいから9月末くらいまで温水プールの営業を行っておりますが、特に週末はお子様や運動に来られる方々で賑わっています。このプールの運動は体にとっても、健康に関連したとても大きな恩恵を与えてくれます。


 当院でも症状によってはプールでの運動を、運動方法まで限定をしておすすめする場合がございますが、では実際にどのような恩恵をもたらしてくれるのか、今回はその辺をお話ししてみたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。




人間の動作は2Dと3Dで構成されている


 これはよくよく考えてみれば当たり前の話しになるのですが、人間の体の動作は2Dと3Dとで構成されています。簡単に説明すると、平面と立体との動きということになります。この2Dと3Dとの動作をする際に、可動域を目一杯使って、ゆったりとした動作を心がけてもらうことで適度に筋肉が緩み、体の痛みに対してとても良い作用が大いに期待できます。それに加えて、水圧は体に対して全ての方向から同じ圧をかけてくれており、それが適度な加圧状態となります。しかもそこに浮力も働いている為に、「適度な負荷をかけながら、運動時の体にかかる負担を軽減してくれる」ということが同時に起こります。  その為、陸上での運動よりもやや高負荷でありながら、運動時に負担かかる様々な衝撃や負担は軽くなるという不思議な現象が起こります。これはとても理想的なバランスで、言葉を変えて表現すれば、陸上の運動と比べて「より体をいたわりながら軽めのウェイトトレーニングを行っている」状態と言えます。

 では2Dと3Dの動きというのは何かというと、「平泳ぎとクロール」の動作になります。平泳ぎは水面に対して平面である2Dの動き、クロールは水面に対して立体的な3Dの動きとなります。この平泳ぎとクロールの動作を交互に行うことで期待できるのが「肩こり・頭痛(緊張性)・猫背・腰痛全般」の改善です。この運動での重要事項は「肩甲骨の可動と骨盤のローリング運動」になりますが、これが先ほどの症状の改善に期待が持てる理由です。



内臓の働きが活発になる可能性


 体を動かすこと自体が内臓の働きを活発にしますが、体の中でも特に脊椎と呼ばれる背骨の可動運動は、自律神経を刺激することで内臓の働きをより活発に動かす可能性があります。当院で施術をする際に、体を揺さぶるように行うことがありますが、突然お腹が鳴り始めたり、お腹が緩んでしまい、施術の途中でトイレに行きたくなる方もおります。また、「なんだかお腹が減りました。」とお話しになられる方も多く、突然内臓が動き始めるタイミングがあります。  これは、自律神経の作用によって脊椎の棘側(きょくそく)と呼ばれる部位に、内臓の疲弊や不調、病気のサインが現れますが、この部位を刺激することで内臓の回復を促す施術と同様の作用によるもので、プールの運動では、クロールの際に骨盤部がローリング運動を行ったり、腕や肩を回旋することで脊椎部も刺激されることが関係して起こります。

 最初でも触れたように水泳は、一定の水圧が体を覆っている為に、水から陸上に上がると加圧から解放され、急激に血流が良くなります。この血流が良くなることでも内臓の働きが活発化されますが、それに伴って筋肉の毛細血管の血流も上がる為に、「冷え症の改善」などにも役立つ可能性が十分に考えられます。また、筋肉に対する血流量の増加は体の熱量の上昇にもつながる為に「ダイエットや体内脂肪量の減少」にも期待が持てます。





脚(足)の筋力アップとストレッチ作用


 プールは浮力が働いている為、膝の痛みや足の痛みが陸上運動では痛みを感じることがある方でも無理なく運動が行えますし、脚の部位の中でも特にふくらはぎの筋肉の収縮運動は、体全体の血行の良し悪しにも関係してくるので、水中でのウォーキングも体にとっては様々なプラス要素があると言えます。

 この浮力と負荷の両面を持ち合わせているということは、例えばケガの後のリハビリとしても応用して行くことが可能となります。ケガをした直後の急性期を過ぎた状況で、我慢できないくらいではないが痛みが残っているというような状態や、骨折、靭帯損傷、アキレス腱断裂などの回復期に、各部位の関節の可動域の回復などにも大きな力を発揮する運動だと言えます。  もし今回の記事を読まれている方の中で、ケガをして現在は回復の初期段階で、動かすとまだ軽く痛みがある、ギプスやシーネを外してすぐなど、回復期を迎えるような症状の方がおりました場合、ぜひプールでの適度な運動を行ってみて下さい。

 その他に、ゆっくりとした水中動作はストレッチの代わりにもなります。もちろん急激な運動や無酸素に近いタイムトライアルなどは除きますが、適度な速度で行う水中動作は、筋肉に程よい状態の緩みと張りを与えてくれる為、ケガの防止にもなります。普段の部活動などで練習後のストレッチが足りていないと感じる方はぜひお試し下さい。



もちろん注意点もあります!


 ここまで記事を読んで頂いた皆様の中には「なんだぁ、プールって体にとって良いことばっかりなんだ。」と感じてしまう方もおられるかもしれませんが、世の中の全てのことにおいて万能ということは存在しません。もちろんプールの運動にも注意点というか、プールでの運動があまり適していない症状もあります。


 例えば、心臓の重度の症状をお持ちの方の場合、血流と運動との関係で脈拍が乱れてしまうことがあります。また、手や足にしびれの症状が現れるヘルニアや坐骨神経痛などの症状をお持ちの方の場合、温水プールであればまだ良いのですが、長時間の体の冷却によってしびれや痛みが増してしまうことがあります。


 もし何か症状をお持ちの場合、施設の担当者や医師にあらかじめご相談された上でプールでの運動を行うかどうかを判断して下さい。

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佐々木長生整体院

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