サウナ・岩盤浴でデトックス!?汗を出すことのメリットとデメリットとは!?

最終更新: 9月18日

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。各地で毎日30度を超える日が続き、体にも色々な疲労が蓄積されている状態になっている方が多く見られます。そんな中、ニュースでは毎日のように熱中症で命を無くされた方のニュースや病院へ多くの方が搬送されているというお話しを耳にします。そんな暑い時期に、私が場所をお借りしている岩手県八幡平市のいこいの村岩手さんの大浴場にはサウナがありますが、そのサウナがとても大人気で、毎日のようにサウナに来られる多くの常連のお客様がいらっしゃいますが、数名と通路でお会いした際に「体の老廃物を出さないとねぇ~。」とか、「デトックスしに来ました。」とお話しになられる方がいらっしゃいます。また、私の知人は他の施設に「体が疲れているのかスッキリしないから岩盤浴に行っている。」とお話しをしておりました。


 そこで今回は、サウナや岩盤浴のデトックスに関して記事を書いてみようと思います。意外にも多くの方が間違っている知識と、汗を出すことにどのようなメリットがあるのかも考えてみたいと思います。




デトックスを勘違いしている!


 よくサウナや岩盤浴に通う方から聞こえてくるお話しですが、「汗を出して老廃物を抜いてくる。」とか、「汗を出してデトックスしてきます。」ということを言っている方がいらっしゃいます。それも、意外と多くの方からそのようなお話しが聞こえてきますが、まずは体のデトックスに関する正しい知識を身に付けることが必要だと思われる方がいらっしゃいますのでお話しさせて頂きます。  汗を出すことで体の代謝が変化することに関連して、老廃物を排泄しやすくすることは確かにあると思います。しかし汗から直接的に老廃物が排泄されることはなく、汗からは水分と塩分や電解質が失われるにすぎません。その為、汗を大量に出したからといって体の老廃物が大量に体外へ排泄されることは基本的にはありません。  逆に、脱水症状の危険性が出てきてしまいますので、適度にサウナを利用して頂くか、もしくは水分を摂取しながらサウナや岩盤浴をされることが望ましいと言えます。ただし、施設によってはサウナや岩盤浴の室内に水分の持ち込みを禁止しているところもありますので、その施設ごとのルールとモラルを守ってご利用するようにしましょう。

 では老廃物の排泄はどのように行われるのかを考えてみましょう。体に蓄積された老廃物は、排尿、排便によるものがほとんどで、その他には髪の毛からも排泄されていると言われています。ただし髪の毛から抜ける老廃物の量は、体に与える影響力がほとんどない程度のもので、髪の毛は中空のしくみとなっており、電子顕微鏡などの高倍率で観察すると、まるでストローのような形状となっており、毛管(もうかん)と呼ばれるその部分から排泄されています。その為、どんなに汗を大量に出したとしても、体内の内臓の調子が思わしくなければ体外に老廃物が排泄できなくなります。

 先ほど、直接的に汗から排泄はされないというお話しをしましたが、例えば体を温めて、汗を出し、水分やミネラルを補給することで体内の循環環境が良好となることで排尿や排便が速やかに行える体内環境になる可能性はないとは言えませんので、サウナや岩盤浴は間接的に考えたデトックスは行える可能性があります。





汗を出しやすくすることの恩恵とは!?


 人間が暑さを感じた時、自律神経(交感神経)の働きによって汗を皮膚表面に放出します。これは脳の命令とは無関係に行われている体を健康に保つための働きで、その体表に放出された汗が外気温で蒸発する際に周囲の熱を奪ってゆく「気化熱」と呼ばれる作用によって体温上昇を防ぐ役割の一端を担っています。この汗を体表に放出する組織である汗腺は、周囲の環境によって退化してゆくこともあると言われており、例えば冷房の効いている部屋にいることが多い方は気を付けなければなりません。

 体を過度に冷やす時間が長くなり、汗を出すことの無い環境に長時間、長い日数身を置くことで汗が出にくい状態となってしまうことがあります。以前、とある日本の大学と海外の大学の共同研究を行って検証した結果ですが、「生まれてから3歳までの周囲の環境が、その人の一生の体の状況を作り上げてしまう傾向が高い。」ということでした。つまり簡単に言うと、生まれてすぐに空調設備が整っている環境下に生活していて、なかなか汗が出せない状態で生活をしていると、大人になっても汗を出しにくい体の状況となってしまう傾向が強くなるということです。「三つ子の魂百まで」ということわざの通りになってしまうということになります。

 例えばそのような方の場合、サウナや岩盤浴で汗を出すことを癖付けすることで、汗を出す機能が強くなり、体温調節を行う機能が回復する可能性があります。もちろん、慣れていない方が長時間サウナや岩盤浴で汗を出そうとすることはあまりおすすめは出来ませんが、定期的に通うようにしながら体を慣らしていって、徐々に行うことで汗を出しやすくするように行いましょう。この汗を出して体温を調節する機能の回復は熱中症の予防にも一役買うと言えるのではないでしょうか。



肝臓の働きが老廃物除去の鍵


 人間の肝臓は、体内にある臓器の中でももっとも大きな面積を持っている臓器です。人間の体内には体重の約7割ほどの水分が存在していると言いますが、その多くの体内水が汚れてしまった時に綺麗にする為の働きをしているのが肝臓です。例えばわかりやすい例を挙げますが、体重が100kgだとすると約70kg分が水分ということになります。40kgの女性だとしても28kgが水分ということになります。この大量の水分を綺麗にする為には、より面積と内容量の大きな臓器が必要となります。

 人間の体内水を汚してしまう原因はストレスや生活習慣、薬剤やサプリメントの長期間の使用、喫煙、飲酒など、数多くあります。それらの原因で体内水が汚れてしまった時に、浄水器や浄化槽のような働きをして、綺麗な水と汚れである老廃物とを分けてくれているのが肝臓となります。肝臓で綺麗にされた水分は静脈を通して心臓へと戻されます。その時に出た老廃物はリンパを通して排泄器へと運ばれてゆきます。このようにして体内の環境を整えてくれています。

 体内で一番大きな面積を持っている肝臓が、働きすぎによって疲れてしまうと、その大きさゆえに体に様々な影響を及ぼしてしまいます。その代表的な症状のひとつが疲労が回復していないように感じるという倦怠感や、貧血性の症状です。このように、肝臓はアルコールによるダメージではなく、数多くある肝臓の疲弊の原因のひとつがアルコールというだけのことで、それが一番の原因ではありません。肝臓が疲弊を起こし、極端に働きが悪くなっている状況だと、老廃物の除去が思うようにできなくなってしまいます。その為、老廃物が体内に蓄積されてしまうこととなり、結果的に疲労感、よく分からない倦怠感などが現れるようになります。



リラックスが体の機能を回復させる


 人間の体は、リラックス状態の時に体の様々な組織の修復や回復を行っています。一番リラックスしている状態は睡眠時で、睡眠は人間にとって体の機能回復や傷ついた組織修復を行う時間帯です。その時には副交感神経が優位な状態となっていますが、その他にもリラクゼーションやヘッドセラピーのように「気持ち良い」と感じている状態では睡眠時と同様のリラクゼーション作用が働くことで、体の疲れや機能の回復を図ることができると言えるでしょう。


 その他にもホットストーンセラピー、ヘッドマッサージ、オイルエステ(オイルマッサージ)なども同様の作用が期待できます。また吸い玉療法は、直接的な回復が見込める為に、即効性が期待できます。もし皆さんが老廃物の除去ということを気にかけているのであれば、まずは体の老廃物を排泄する機能がきちんと働いてくれる体内環境を心がけることが重要だと思います。

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佐々木長生整体院

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