びんぼうゆすりが体に良いって本当!?

こんにちは、山の上の院長です。実は先日来られた患者様から「先生、びんぼうゆすりって体に良いって聞いたんですけど、本当なんですか!?」と唐突にご質問を受けました。巷には嘘か誠かは置いておいて、色々な情報が溢れています。中には明らかに嘘だと思われる情報も、人から人へと語り継がれてゆく内に、なぜか信ぴょう性が増してきてしまい、いつのまにか本当のことのように話されるようになってしまいます。それでは今回のご質問であるびんぼうゆすりは一体どうなのか考えてみたいと思います。




びんぼうゆすりとは!?


 元々びんぼうゆすりの語源というか由来は、遠く江戸時代までさかのぼると言われており、その由来についても「足を小刻みに揺らすと貧乏神に憑りつかれる」とか「貧乏人が寒さにふるえている様子から」、「高利貸しが取り立てに行った時のイライラしている様子から」などなど、諸説あると言われています。


 このびんぼうゆすりに見られる動作としては、座った状態でつま先を着き、かかとを小刻みに上下させたり、つま先を宙に浮かせている状態で、小刻みに揺さぶる動作などになります。共通して言えるのは足先を小刻みに動かすということであり、膝から下の筋肉を動かしていると思いきや実は、太ももやお尻の筋肉も振動させています。



なぜこのような動作をするのか?


 このびんぼうゆすりという動作をなぜしてしまうのかということに関しては、そのはっきりとした理由はわかっていません。中には筋肉の反射作用、脳に対するリラックス作用、下肢(下半身)の血流不足の改善作用など、色々な意見があります。


 と、これらの作用を考えてみた時に、びんぼうゆすりは決して体にとって悪いことではないように思えますが、皆さんはどう思われますか?





体の血流改善には期待できる


数年前から人間のふくらはぎは第二の心臓と言われるほど、ふくらはぎの筋肉の動作不良や拘縮は、体全体の血流に関係すると言われています。ふくらはぎの筋肉の動きが悪くなることで、筋肉の収縮運動が充分に行えず、筋肉のポンプ作用が損なわれてしまうことで、全身の血流に影響が現れてしまう可能性があります。


びんぼうゆすりのほぼ全ての動作は、このふくらはぎの筋収縮運動によって行われているもので、ふくらはぎの筋肉を良く動かすことで、全身の血行促進に関しては良い作用が期待できるのではないかと考えられます。


ただし、ゆっくりとした大きな動作はストレッチ効果が望めるものの、小刻みな筋収縮は拘縮や筋筋膜の癒着を起こしてしまう可能性もあり、逆に血行を悪くしてしまうことにもなりかねないので、長時間の動作を行う癖のようなものがある方は注意が必要となる場合もあります。



むくみ予防・むくみ改善への期待


人間の下半身、特にスネやふくらはぎに起こるむくみという症状に関しての予防や改善の期待が持てる可能性があります。


むくみ(浮腫み)というのは、人間の体内に存在している水分が、本来は体を循環して流れているのが普通の状態です。しかし、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たせなくなってしまっていると、地球の重力によって体の最も低い部位である足に溜まってしまい、むくみの原因のひとつとなってしまいます。


このことを考えた時に、びんぼうゆすりの動作によってふくらはぎの筋肉が動くことで、むくみの症状の予防や改善につながる可能性は充分に考えられると思います。



健康に良いというのは一部本当


 びんぼうゆすりは日本だけでなく世界の国々でも、あまり行儀の良いこととはされていません。もちろん英語などにびんぼうゆすりという単語は存在せず、膝から下の痙攣や動作などというように表現されます。今回ご質問を受けた内容に関して言えることは、健康に良いのかどうかということに関して言えば、一部は健康に良いと言えると思います。ただ、人間の筋肉にとって、小刻みな動作を長時間行うということはあまり良いことだとは言えませんので、過度にやりすぎてしまうと逆になってしまう可能性もあります。でも基本的に、やりすぎて筋肉の拘縮や疲労が起こり始めると、おそらく疲れてやめることが考えられるので、過度にやりすぎるという状況は起こりにくいのかもしれません。もちろん、びんぼうゆすりとは別の動作でも同様の作用が期待できる動作がたくさんありますので、無理にびんぼうゆすりを行う必要はないかと思います。豆知識として覚えて頂けると良いと思います。

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佐々木長生整体院

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