その腰痛、意外な部分に思わぬ症状が潜んでいた!

最終更新: 9月18日

 こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。先日いらした患者様が、腰回りが特に痛いというかだるいというか。それだけじゃなく体中に同じような感じがあるのですがということでご相談に来られました。その痛みが出た初日から数日間、発熱(軽度)も続いたということでした。その為病院で検査を受けたということでしたが、明確な原因がよく分からないということで、おそらくは血液中でなんらかの感染症が起こっているのかもしれないということだったそうです。しかし明確な原因の究明には至らず、3日ほどで発熱も落ち着き、現在は腰周囲の痛みや違和感が残っているだけというこでしたので、今回の健康ブログは、意外な因果関係についてお話ししてゆこうと思います。




まずは発熱時から前後数日の行動を確認


 一番の問題となるのが発熱ということだと思います。この発熱があった最初の日を境に考えた前後数日、その数日間の中になにか原因となるようなことがなかったのかどうかを確認させて頂きました。その中で、自分の食事などで感染するような経路は特に考えられませんでしたが、本人はインフルエンザかもしれないと勘違いして病院へ行ってみたということでした。つまり、発熱の他に体の痛みが出ているということだったのだと思いますが、検査の結果は特に異常がなかったということで、様々な状況を考えてゆかなければならないこととなりました。

 今現在、一般でスポーツをやられている方で、発熱が起こる前日までの状況を伺いましたが、前日までは特に問題視することはありませんでしたが、発熱が起こった日の当日の日中に、おそらくはこれが問題になっているであろう可能性がありました。  それは練習終了後、とあるサロンで筋膜のリリースとセルライトをつぶしてもらうということで、機械による施術を行ったそうでした。その際に患者様自身の自己申告で機械の強さを強めでやって下さいというお話しをして施術を行って頂いたということでした。重点的に行った部位は腰だったそうです。



強すぎる圧が与える筋繊維や他の組織の炎症


 人間の筋肉や筋膜、その他の軟部組織は、強すぎる圧を長時間、同じポイントに与え続けてみたり、コリコリとこするような施術を続けてしまうことで炎症を起こしてしまいます。  全身の施術を行う際に気をつけなければならないことは、強い力だから筋肉を傷めてしまうというわけではないのですが、力の強さと施術の手法と施術時間によっては筋肉や他の軟部組織に炎症が起こってしまい、炎症を起こした細胞は固くなってしまう性質があります。これは炎症の初期症状に見られる血管収縮によるもので、血管の透過性も増してしまうために、血液中の成分の一部が血管の外ににじみ出てしまい、浮腫(むくみ)となって現れます。

 この感染症以外の外傷で起こる炎症は、一部であれば「痛みという感覚」として体に現れますが、体に起こる炎症の部位が広ければ広いほど、痛みの他に体調不良のような感覚や吐き気、頭痛に似た症状などが起こるようになります。また、筋肉的な炎症部位が多くなればなるほど発熱も起こりやすく、他の症状と勘違いしてしまうこともあります。

 今回の患者様の場合、おそらくはこのような症状の為に、全身の倦怠感のような症状と発熱が起こり、特に腰部を重点的に施術してもらったということでしたので、腰部の痛みの度合いがもっともひどいという状況を作り出したのではないかと考えられます。





筋肉痛や軟部組織の損傷や炎症に対する施術


 来院頂いた患者様にはお話ししましたが、過度の筋肉痛を起こしているような状態となっているのではないかという点と、であれば、それに対しての施術法というものが存在するのかどうかということです。  本来、筋肉痛と考えると、自然に治るまで待って下さいという認識だと思います。しかし当院での考え方は、回復を早めることに加えて、現状の痛みを軽減させる為にはということを考えて施術を行います。もちろんこれが正しい手法なのかどうかは賛否があるかとは思いますが、実際にこのご相談にいらした患者様も、お帰りの際に、私から伺ったわけではなく、体を動かしながら痛みがないとご本人からお話しされておりましたので、それなりに結果が出ております。

 脳は炎症の痛みを感じると、痛みの出ている部位を修復しようとして体の様々な機能を総動員して修復作業を行います。人間の体を修復する上で大切なのは、栄養分を供給する血液であり、修復の為には大量の血液が必要だと言われています。その為、原因部位の周囲の血液の流れの促進と、脳にフィードバックされる痛みの信号を故意に与えてあげることで回復を早めることができると思います。



キネシオテープなどで回復を早めることができる可能性があります


 例えば筋肉自体の損傷や筋膜の剥離(肉離れなど)などについては、一部キネシオテープでも回復を早められる可能性があります。もちろんきちんとした貼り方をすればという前提はありますが、そこまで難しいことではないので、お近くに専門家の方がいらっしゃる場合には聞いて覚えてもらえれば誰でもできると思います。

 筋肉の障害は、スポーツ選手にとっては重要な問題となる場合があります。痛みの原因がきちんとわからないが為に、別の症状の診断をされてしまい、結果的に大げさな診断となることも意外と多く、本来は出場できる大会にも出られないというようなことが実際に起こっております。痛みに対してだけ考えると、もちろん出場しないことにこしたことはありませんが、実際にスポーツに身を投じて来られた方ならわかると思いますが、安静にできない状況、大会を棄権できない状況が確かにあります。  その時の状況を考えた上で、どのようにしてあげるべきなのか、それを考えてアドバイスをしなければなりません。もちろんどうしてもダメな場合には、辛くともその状況をはっきりと伝えることも大切です。



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